AmazonファイヤースティックTV関連の製品として全部で3種類のモデルが展開されています。それぞれ異なる特徴があるため、選び方に悩む人は多いでしょう。本記事ではAmazonファイヤースティックTVの3つの製品を比較しました。AmazonファイヤースティックTVを選ぶ際の参考にしてください。
① AmazonファイヤースティックTVの比較
AmazonファイヤースティックTVを各要素ごとに比較しました。
1.1 価格
AmazonファイヤースティックTVシリーズの価格の違いは以下の通りです。
Fire TV Stick | 税込4,980円 |
Fire TV Stick 4K Max | 税込6,980円 |
Fire TV Cube | 税込19,980円 |
通常の「Fire TV Stick」は税込4,980円と安いです。また、上位モデルである「Fire TV Stick 4K Max」は2,000円高いだけで、税込6,980円で販売されています。上位モデルの方がスペックは高いため、特に理由がなければ「Fire TV Stick 4K Max」を購入した方が良いでしょう。
「Fire TV Cube」に関しては税込19,980円と価格がとても高く設定されています。「Fire TV Stick」と比較すると気軽に購入するわけにはいかない価格帯です。そのため、「Fire TV Cube」の購入を躊躇する人は多いでしょう。高スペックであり、「Fire TV Stick」にはない機能が備わっているため、用途によっては「Fire TV Cube」を購入するメリットが大きくなります。
1.2 スペック
AmazonファイヤースティックTVシリーズのスペックの違いは以下の通りです。
モデル | Wi-Fi/イーサネット対応 | 映像 | ストレージ | メモリ | プロセッサ |
Fire TV Stick | Wi-Fi 5 | 最大1080p (HD)、HDR、HDR10+、HLG | 8GB | 1GB | クアッドコア 1.7GHz、GPU650MHz |
Fire TV Stick 4K Max | Wi-Fi 6 | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ | 8GB | 2GB | クアッドコア 1.8GHz、GPU750MHz |
Fire TV Cube | Wi-Fi 6 + イーサネットポート内蔵 | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ | 16GB | 2GB | オクタコア 4 x 2.2GHz + 4 x 2.0GHz、GPU800MHz |
通常の「Fire TV Stick」ではフルHDまでにしか対応していません。上位モデルの場合は4Kのコンテンツを見られるようになり、Wi-Fi6にも対応します。さらに、「Fire TV Cube」ではイーサネットポートを内蔵しているため、有線LANによる接続も可能です。
「Fire TV Stick」はメモリが1GBであり、「Fire TV Stick」の上位モデルと「Fire TV Cube」はメモリが2GBです。ただし、「Fire TV Cube」はオクタコアであり、プロセッサの性能はとても優れています。
高いスペックを求めるのであれば、「Fire TV Cube」はとても優れたデバイスといえるでしょう。
1.3 機能
AmazonファイヤースティックTVシリーズの機能を比較しました。
モデル | Bluetoothヘッドホン | 内蔵スピーカー | スマートホームカメラをピクチャーインピクチャーで表示 | ウェブカメラを接続してビデオ通話 | HDMI入力ポート | ハンズフリー操作 |
Fire TV Stick | ◯ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
Fire TV Stick 4K Max | ◯ | ☓ | ◯ | ☓ | ☓ | ☓ |
Fire TV Cube | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
「Fire TV Stick」と4K対応の上位モデルはいずれもBluetoothヘッドホンに対応しています。ただし、上位モデルのみがスマートホームカメラによるピクチャーインピクチャーの表示に対応可能です。
「Fire TV Cube」は「Fire TV Stick」や上位モデルと比較してさまざまな機能が追加されています。「Fire TV Cube」は内蔵スピーカーやHDMI入力ポートを搭載しています。ウェブカメラを繋いでビデオ通話することも可能です。「Fire TV Cube」の場合は、多くの用途に対応できます。
また、「Fire TV Cube」のみの機能としてハンズフリー操作は便利です。従来の「Fire TV Stick」もリモコンにAlexaで話しかければ音声操作はできました。一方、「Fire TV Cube」の場合は本体に遠隔音声認識できる機能があるため、リモコンを持たずにハンズフリー操作ができます。本体からある程度距離が離れていても、声が届けば操作できるのです。
② AmazonファイヤースティックTVの選び方
AmazonファイヤースティックTVシリーズのうちどれを購入するべきか選ぶための方法を紹介します。
2.1 価格で選ぶ
AmazonファイヤースティックTVシリーズの価格の違いに注目して選ぶという方法があります。予算を考慮して、予算内で買える価格の製品を選ぶのです。安さを重視するならば、税込4,980円で販売されている「Fire TV Stick」が良いでしょう。逆に予算に余裕があるのならば、高いスペックと機能性を有する「Fire TV Cube」を購入すれば不満を感じる可能性は少なくなります。
2.2 用途で選ぶ
AmazonファイヤースティックTVシリーズを購入して何をしたいのか用途によって製品を選ぶという方法があります。たとえば、単にテレビで映画やドラマ、アニメなどを普通の画質で視聴したいだけならば、「Fire TV Stick」でも問題ありません。4Kコンテンツを再生できるモニターを持っていて、高画質で映像を楽しみたいならば、「Fire TV Stick 4K Max」が良いでしょう。
映像作品の視聴だけではなく、ビデオ通話やゲーム機・DVDプレーヤーなどとの接続、USBメモリ内の動画の再生などの利用を考えている場合は「Fire TV Cube」がおすすめです。「Fire TV Cube」を利用すれば、テレビの画面でビデオ通話ができます。HDMIポートがあるため、ゲーム機やDVDプレーヤーとの接続も可能です。USBポートもあるため、USBメモリをつなげてメモリ内にある動画の再生もできます。
2.3 評判・口コミを参考にする
AmazonファイヤースティックTVシリーズの各製品の評判や口コミをチェックして選ぶという方法があります。実際にAmazonファイヤースティックTVシリーズを利用した人の意見はとても参考になるでしょう。特に使用していて不満を感じた点などの意見は製品選びの役に立ちます。自分と同じ目的で購入した人からの口コミや評判をチェックしてみましょう。
たとえば、Amazonの製品のページをチェックすれば、多くのレビューが掲載されています。それらを1つではなくまとまった数をチェックすることで、客観的な情報を得られるでしょう。ただし、レビューには主観的な意見も含まれるため、鵜呑みにしすぎるのは避けてください。
③ 用途別!AmazonファイヤースティックTVのおすすめを紹介
用途別にAmazonファイヤースティックTVシリーズのおすすめを紹介します。
3.1 特にこだわりがないならば「Fire TV Stick」
特にこだわりを持っていないならば、「Fire TV Stick」でも十分に満足できます。HD動画の再生が可能であり、HDMI端子のあるテレビやモニターに接続してすぐに利用可能です。ただし、他のモデルと比較すると動作がモッサリするケースがあるため注意してください。重たいアプリの動作などは動きが遅くなり、フリーズするケースもあります。
3.2 手頃な価格で4Kコンテンツを見られる環境を構築したいならば「Fire TV Stick 4K Max」
4Kコンテンツを見られる環境を手頃な価格で構築したいならば、「Fire TV Stick 4K Max」
がおすすめです。自宅のテレビやモニターが4Kコンテンツの再生に対応しているならば、「Fire TV Stick 4K Max」を接続すれば、すぐに4K作品を再生できます。
また、「Fire TV Stick 4K Max」はWi-Fi6に対応しているため、ネット通信の高速化を実現できるのもメリットです。ただし、自宅にWi-Fi6へ接続できる環境が整っている必要があります。
さらに、「Fire TV Stick 4K Max」はメモリが2GBあるため、動作がスムーズです。4K作品に興味のない方でも、本体のスペックが高いことから「Fire TV Stick 4K Max」の利用はおすすめできます。
3.3 ハンズフリー操作をしたいならば「Fire TV Cube」
AmazonファイヤースティックTVシリーズの中でもハンズフリー操作に対応しているのは「Fire TV Cube」のみです。リモコンが手元になくても、本体に話しかけるだけで操作できます。たとえば、「Alexa、◯◯を再生して」と伝えるだけで「Fire TV Cube」が指定した作品を再生してくれるのです。「Alexa、10分早送りして」など細かな操作も受け付けてくれます。そのため、リモコン操作よりも細かな操作が可能であり、とても便利です。
「Fire TV Cube」にはスピーカーが内蔵しており、スマートスピーカーとしても活用できます。たとえば、Alexaに話しかけることで「Fire TV Cube」に天気を教えてもらうことも可能です。対応するスマートホームデバイスのコントロールもできます。
④ まとめ
AmazonファイヤースティックTVシリーズは全部で3種類のモデルを展開していて、それぞれに違いがあります。本記事を参考に目的に合ったモデルを選んでください。そうすれば、快適に動画視聴などを楽しめるでしょう。
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